最近流行っている「スピナー」というおもちゃ

Posted 24 days ago by yoosee.
  edc toy

スピナーが流行っている。

と書けば懸命な皆さんは既にああまたかとお思いだろうがEDC界隈の話である。Fidget Spinner とも呼ばれるが、それがなにかと言われれば指でつまんでスピンさせるオモチャであり、特に発電したり指が鍛えられたりなどの役に立つことはない。中央部にボールベアリングが入った回転部分があり、そのあたりをつまんで周辺部を勢い良く回すことで回転させ、グルグル回るさまを楽しむものである。スピンさせてどうというものではないのだが、あれだ、ペンを指のうえでグルグル回す手遊びがあると思うが、ああいうものであり、結構楽しい。

Fidget Spinner

2年前くらいからEDCの写真に一緒に写っている Torqbar を見かけるようになったのが個人的な初見だが、最近は本当に流行っているらしく、少なくとも Amazon.com で spinner を検索すると100を超えるバリエーションが出てくるし、40 Best Fidget Spinner / Hand Spinner Toys to Buy or DIY | All3DP なんていう記事も出るほど。ベスト40て。昨今では Amazon.co.jp でスピナーを検索 してもそこそこ出てくるので、日本での入手も難しくないようだ。

最近では学校での利用を禁止した (Fidget Spinners: Schools Banning New Toy | Money) というニュースもあるくらいで、5ドルくらいの安いものが出てきたこともあり、特に子供には流行っているらしい。うちの子らもたまに貸すとグルグル回して遊んでいる。

手元には3種類ほどのスピナーがあるが、概ね値段と品質が比例している。

動画の左から順に下記のスピナーだが、EWRで約2分、TI-EDCで3分弱くらいは回転している。ebayのものは30秒程度で止まるし、質感もチープだ。

作りが単純なこともあって最近は安いモデルも出回っているようだが、ベアリングの質や中央からの重心バランスなど多少は品質を左右する要素もあるので、興味を持たれた方は評価の高い、最低でも2分以上は回るものを選ぶのがよろしいかと。

 

野生で餓死しないためのクレジットカードサイズのサバイバルツール READYMAN Wilderness Survival Card

Posted about 2 months ago by yoosee.
  edc cardtool

日常持ち歩くという観点からツールの形状を考えた時に、クレジットカードの形状にして財布に入れておくことを考えるのはひとつのジャンルとして存在していて、いろいろな種類のツールがある。その中でもちょっと代わった使い切りのサバイバルツールが READYMAN Wilderness Survival Card だ。今だと新しいバージョン 2.0 だが、基本的な内容は同じのようだ。

READYMAN Wilderness Survival Card

厚みはごく薄くて 0.5 mm 程度、財布の中にも簡単に入れておける。むしろ薄すぎるので折れたり曲がったりしないような注意は必要かもしれない。とは言え取り外した後のツールは硬質なステンレスで、そこそこ実用的な強度はありそうだ。

サバイバルカードと言う名前だけあって野生でのサバイバル向けの道具がカードに埋め込まれているが、傾向としては食料調達に使う道具が多い。サイズは小さいがノコギリや、実際に役立ちそうな普通の針と釣り針、矢じり、また木の先につけて槍を作る槍先などもついている。他のツール類は普通ナイフや栓抜きやナット回しなどであって狩り用の道具は少ないので、これを持ち歩いても機能的には他のツールとあまり重複しない。

このツールを実際に木の枝や棒に取り付けて矢や槍として使えるかを試している動画もあって、ちゃんとセットアップすればそれなりに使えそうである。まあ、もちろん、普段の生活でこんな道具が必要になることはほぼ無いのだろうが、まあそこはロマンというものである。

なおこの READYMAN というメーカーは他にも何種類かこうした薄いスチールカードのツールを作っている。

Survival Card – Readyman Store

例えば Hostage Escape Card は鍵開け用のピックや金属ノコギリが組み込まれたカードだが、実はこちらのほうが都市部でのサバイバルとしてはまだ役に立つ機会があるかもしれない。そんな機会には見舞われたくないものだが。なおこちらも実際に試してみたという動画もある。

そもそも現代日本ではこんな狩猟道具やピッキング道具を財布に入れて持ち歩くのはあまりお勧めは出来ないというか、警官に見つかれば軽犯罪法に問われそうなツールではあるが、とは言えこんなものを財布に入れているとは誰も気づかないだろうなあというツールでもある。ああロマン。

 

コミュニケーション能力を最重要視するのは企業組織にとっては敗北でしかない

Posted 2 months ago by yoosee.
  business

多くの日本企業では採用時に最も求められる能力に「コミュニケーション能力」が挙げられる。確かに大切な能力なのは間違いないのだが、業務を遂行するには他にも様々な専門能力が必要で、個人的にも採用時には仕事に応じて様々な能力を求めることもあり、コミュニケーション能力ばかりが重視される状況には違和感があった。そもそも本当にそこまで組織内の皆が皆にコミュニケーション能力が必要なのであれば、それは組織デザインを失敗しているということではなかろうか。

過去に上司だった Sr. VP(上級副社長)は幾つかの企業で幹部職を渡り歩いた人で、組織運営というスキルにおいて相当なプロだったので、色々なアドバイスや知見を聞かせてもらった。そんな彼から聞いた組織論で一番記憶に残っているのはこんな話である。

企業の組織というのは、組織の内で最大限の工夫が出来るように作るんだ。組織が何かをやりたい時に別の組織と大量の調整をしないといけないのであれば、それは組織の作り方が間違っている。

組織トップの権限内で業務の最適化が可能なら、物事を決めていく際に外部との余計な調整が不要になる。これは仕事を迅速に進めるのに必要不可欠なことだ。裏を返せば「何かを決める時、特に新しいことをしたい際に調整という名のコミュニケーションが大量に必要になると物事が進まない」ということでもある。特に「決める人」は少なければ少ないほど決断は早くなり、必要なコミュニケーションの量は減り、その分だけ余計なコストが減って迅速なビジネスが可能になる。実際に米国企業は基本、そうしたトップダウンの組織構造が前提になっている。

これは大きな組織構造の話だけではなく、チームの単位でも同じことが言える。チームとしての役割がきちんと決まっており、それに必要な権限が与えられていれば、コミュニケーションの多くはチーム内で完結する。当然、チーム内の個人同士でも同様の役割分担がきちんとされていれば、コミュニケーションの必要性はさほど高くなくなる。

企業の目的とコミュニケーションの役割

そもそも一般的な「企業の目的」を考えれば、非常に大雑把には商品やサービスを生産し、それを販売する対価に利益を得ることだろう。企業活動は最終的な売上と利益を生むために費やされるべきであり、つまり製造と販売が主な役割を持つ。

ほとんどの業種においてコミュニケーション自体はなにも生産しないし販売もしない。コミュニケーションは目的を達成するための手段を補助する付帯手段であり、端的には、コミュニケーションは金を稼がない。極端な話をすれば、特定職種を除き、コミュニケーション能力だけが突出した人を100人集めてもお金は稼げないということである。

これはコミュニケーションが不要という話ではない。企業において社内外と円滑に業務を進めるにはコミュニケーションは必須であり、その能力は企業人に求められる汎用スキル単体の重要性としてはトップレベルに重要なのは間違いない。ただしそれはあくまで手段としての重要性であり、「利益を生み出す」という企業活動に直接は貢献しないことを意識すべきだ。

まあつまり、例えばなにかの商品を世に出そうというときに、商品開発や製造、販売の準備などではなく、上司やその上への説明用パワーポイントに膨大な時間をつぎ込み、権限が散らばっているあちこちの部門に決済を持っていって了解を取り、全ての可能性と候補を検討対象とし、関係者すべてを集めた何十人での会議を何度もひらき、なんてことをやっていたら流石に無駄じゃないの? という話である。

利益を直接生み出さないコストがあるならばどうするか。当然それは最小化されるべきである。

コミュニケーションの最小化を考える

報告のイラスト - いらすとや

コミュニケーションが必要不可欠な、しかし生産や販売に直結しないコストならば、考えるべきは効率を最適化しつつコストを最小化する事だ。つまり最初にコミュニケーションが最小で運用できる業務プロセスや組織構造を考えるべきであり、それは本来経営者として非常に大事な企業組織のデザインという仕事である。

採用や育成においてコミュニケーション能力を最重要視するということは、つまり利益を生み出すためのオーバーヘッドコストが大量に必要な企業構造になっているということであり、それを是として個々人の努力でなんとかしようというのは、企業組織のデザインとしては敗北でしかない。

トップダウンが基本の米国企業ではこれはまだしもわかりやすいが、中間管理職からのミドルアップが多い日本企業ではデザイン自体が難しい面はある。とは言えこれをきちんとしないとコミュニケーションというコストはいくらでも膨れ上がるし、それは一番大事な「人間の時間」というリソースをいとも簡単に消費し尽くす。

企業活動においてコミュニケーションは必須であり重要なものなのは間違いないが、一方でそれは可能なかぎり削減し、最小化すべきコストである。冒頭のコメントに戻るが、そのために考えるべきは、組織が、大きいレベルから小さいレベルまで、自己完結での工夫ができるかどうかが一つの観点になるだろう。

 

久々にクレジットカード番号を盗まれた上に警察からも連絡が来た件

Posted 3 months ago by yoosee.
  uslife

マイアミ空港で使ったカードの番号が盗難にあった。米国滞在中に不正利用を食らったのは 5年ぶり2度目か… 前回は入国経験の無い第三国での利用だったので簡単に不正利用だと証明できたし、今回はカード会社が先に気づいて止めてくれたのでカードを交換した以外は特に問題にもならなかった。ただ予想外にも犯人が逮捕されて事後の協力をするまでの体験になった。

スキミングのイラスト \| かわいいフリー素材集 いらすとや

クレジットカードの情報が盗まれた日から不正利用、交換まで

2月14日 マイアミ空港でカードを利用した際にスキミングされる(あとで判明)。この日使ったのは空港の某飲食チェーン店だったから、あの時に日本の漫画を読んでいたら話しかけてきた店員が犯人だったのかな、と少しせつない想像。

2月26日 カード会社から電話が入り、怪しいカード利用があったので決済を止めている旨の連絡。

オンラインで見てみると、2月24日付で行っていない近所のガソリンスタンドでの $40.00 の利用が記録されていて、これがカード会社側の監査でストップされていた。自分の利用ではないことを伝えて $40.00 の決済処理は取り消しにしてもらい、あわせて現行のカードも停止して新しいカードを発行してもらう。先方曰く、例えばCATVや Netflix など既に登録されていて毎月の支払いに使っているものは特に変更せずにそのまま使い続けて大丈夫らしく、これはありがたい。

2月28日 電話の3日後にはFedexでカードが届き、Activateして無事に平常運転に戻る。

しかし生活圏内のガソリンスタンドでの $40 なんていう、他の処理に紛れそうな不正利用も今時のカード会社の Fraud detection はきちんと逃さず見つけてくれるのだね。確かに仕事でもカード処理代行の某C社を使ったときに様々な Fraud protection の説明を受けたけど、この辺もAIなど含めて技術が進んでいるってことだろうか。さておき。

犯人逮捕と供述書への協力

3月2日 マイアミ警察から電話がはいる。

「既に気づいているかもしれないけど、あなたのカード番号が盗難にあっている。」
「犯人はマイアミ空港の店で番号盗難(scams)をしていて、既に逮捕している。多数の被害者が出ている。」
「犯人にカード番号の利用を許可したなどの事実がないことを供述書として作成するのに協力して欲しい。」

おお、カード不正利用されたことは数度あるけど犯人逮捕の連絡をもらったのは初めてだよ…

裁判用の証言資料ということで Statement Form が送られてきたので「マイアミ空港でカードを使った状況」「カードを他の誰にも利用許諾など出していないこと」などを記載して、自署サインした紙をスキャンして送る。とりあえずこれでいいらしい。

実は先月にも全くの別件で法定に証人として呼ばれるという経験をしていて、その時は交通事故の状況を裁判官の前でシェリフといっしょに説明するという責務だったんだけど、立て続けにこの手の話に巻き込まれるとは。アメリカも長く住んでるといろんな体験できるなあとじっと手を見る。

 

最大360ルーメンのUSB充電式キーチェインLEDライト Nitecore TIP

Posted 3 months ago by yoosee.
  edc ledlight keychain

EDC のひとつのジャンルにLEDライトがある。20年前であれば懐中電灯と言えばマグライト一強だったが、今は様々なメーカーが群雄割拠している。特にここ2,3年はCREEやNICHIAのLEDモジュールが一般化したからか新しいメーカーの参入が著しい。

私も例に違わず単3・単4電池のLEDライトをいくつか買っているが、ちょっと毛色が違うものを見つけたので一つ購入した。Nitecore TIP RED 360 Lumens USB Rechargeable Keychain Flashlight というモデル。これも例に違わずLEDはCREE XP-G2 S3という高輝度ユニットが採用されている。値段は $30 程度だったが、日本のアマゾンでも3500円程度で売っている。

Nitecore TIP RED 360 Lumens USB Rechargeable Keychain Flashlight

これは乾電池式ではなく充電式で、USB Micro ケーブルで充電ができる。電池は500mAhのリチウムイオン充電池。サイズは 60.8 x 24.5 x 13.8 mm とキーチェインに付けられる程度のサイズ、重さも23.5gと、見た目よりもかなり軽い。その他のスペックはこんな感じ。

Nitecore TIP Specs

Turboモードが360ルーメンと、このサイズのライトにしては相当に明るい。部屋の天井に向けると全体が明るくよく見えるくらいの輝度がある。また Ultralow モードだと1ルーメンで46時間と、長時間の利用が可能になる。1ルーメンと言われると使い物になるのかと思うが、例えばスマホの画面を白にして照らすのに比べても明るいくらいになるので、それなりに実用性がある。

本体はアルミ製で軽いわりにしっかりした作りだ。ボタンのクリックも安定感がある。防塵防水がIP54なので水没に耐えうるかは微妙だが、雨に濡れる程度なら問題なく使えるクラス。耐衝撃もあるので普段使い用に持ち歩いてもさほど壊れる心配はしなくてよさそうだ。充電口には特にカバーなどはついていないので、充電時は水気をきるくらいはしたほうが良さそう。

ボタンは電源のON/OFFと輝度調整の2つがあり、電源OFF時に輝度調整ボタンを押すと電池の残容量が点滅でざっくり分かる。輝度は電源ON/OFF時にも基本的にメモリされるし、電源ボタンと輝度ボタンそれぞれの長押しで Ultralow モードと Turbo モードをダイレクトに起動できるなど、使い勝手も考慮されている。

軽くて小さくそこそこ頑丈、USB Micro ケーブルで充電が可能で、最大360ルーメン30分の高輝度と最長1ルーメンで46時間の持続時間など、普段使いのLEDライトとしてはかなりよくまとまっている。しばらく持ち歩いて使ってみたい。