Nexus 9 OTA を当てたら No Command エラーで起動しなくなったので直した話

Posted 11 months ago by yoosee.
  nexus9 android

Nexus 9 に月例セキュリティアップデートのOTA通知が来たのでいつものようにインストールしたら、しばらくして再起動中に画面に No Command というエラーが表示され起動しなくなってしまった。再起動してみるものの、途中で Your device is corrupt. It can't be trusted and may not work properly. Visit this link on another device: g.co/ABH というメッセージが出て最終的には同じエラー。うーん OTA Patch がシステムを壊してしまうとかどうよ。

Nexus 9 got "No Command" error after OTA

仕方がないのでググると過去のOTAでも同様の問題が発生しているらしい。個体差で起こるのか、アップデート中に何か問題が起きたのか。さておき、このままでは Brick でしかないので修復を試みる。まあよほどでない限りは外から直せるものなのでさほど慌ててはいない、が面倒なのは事実。他に同様の問題に遭遇した人の参考になるように備忘録を付けておく。

復旧手順

HBOOT からの Factory Reset を試す

Nexus 9 の場合は Volume Down を押しながら Power Key で起動することで HBOOT モードに入ることができる。ここからは Fastboot や Recovery 等が実行できるのだが、取り敢えずは Factory Reset を試してみる。

Nexus 9 Factory Reset from HBOOT

10分ほど Eracing アイコンがクルクル回った後に再起動してみるも、やはり駄目。

当然ながら Factory Reset をすると内部ストレージ上を含めてデータは完全に消えるので、消えて困るデータが有る人は下記の Rescue OTA を先に試したほうが良いかもしれない。運が良ければデータが消えずに残る。もちろん基本は転ばぬ先のバックアップであって、私は Factory Reset しても特に困らないので先に試した。

ADB sideload からの Rescue OTA の適用

ということで仕方がなくマニュアル作業での Rescue OTA 適用を試すことに。

Nexus 9 No Longer Working After Latest Update - Google Product Forums

基本的には上記リンク先の作業そのままだが、多少手順の省略などはしている。

  1. 上記リンク先から adb-setup-1.4.3.exe をダウンロードして実行し、adb と device driver をインストール (必要に応じて)
  2. Nexus 9 の電源を長押しなどで一旦OFFにし、Volume Down + Power で HBOOT Mode で起動。なお基本的に Vol キー上下でカーソルを動かし、Power キーで実行する。
  3. HBOOT 画面から RECOVERY を選択。しばらくすると No Command 画面が表示される。
  4. その画面で Power を押しながら Volume Up をタップすると、Android Recovery に遷移する。下写真参考。
  5. 画面上部に現在のファームウェアバージョンが 6.0.1 / MOB30M / 2862625 のような感じに表示されるのでメモ。
  6. メニューから Wipe cache partition を選択して実行。数分から10分程度かかるので待つ。
  7. その間に Nexus 9 Rescue OTA から当該ファームウェアのバージョンを選択してダウンロード。LTE 版と WiFi 版があるので間違えないように。
  8. cache partition の Wipe が終わったら、今度はメニューから Apply Update from ADB を選択。
  9. Nexus 9 を USBケーブルでPCに接続。Android Composite ADB Interface が認識されるはず。
  10. コマンドプロンプトで adb devices と実行して、Nexus 9 のシリアル番号が表示されることを確認。
  11. ダウンロードした Rescue OTA の zip ファイルをそのまま c:\Temp などを作ってそこに置く。
  12. adb sideload c:\Temp\volantis-ota-mob30m-738daf66.zip のように実行。ファイル名はダウンロードしたファイル名を指定すること。
  13. うまく実行されればコマンドプロンプトとNexus 9の両方に進捗が出るはず。10 - 20 分くらいかかる。
  14. 終了したら Reboot system now を選んで起動する。

Nexus 9 Recovery Menu

Nexus 9 sideload image by ADB

私の場合はこの再起動後も corrupted メッセージが出るものの、Power ボタンで先に進むと一応問題なく起動してきた。起動後に当然な顔をして System Upload の通知が来ていて、適用しないわけにも行かないが取り敢えず後回しに…。

なお今回は adb sideload で patch を上書きする形をとったが、よく考えたら先に Factory Reset しているので完全にイメージ上書きでも構わないのであった。手間は殆ど変わらないのでどちらでも構わない話ではあるが、Factory Image の書き込みについては公式ドキュメントを参考のこと。

Factory Images for Nexus Devices  |  Nexus Files for Developers  |  Google Developers

しかしこれ、私はADBとか使うのは慣れているので困りはしなかったけど、普通の人がこの状態になったら結構厄介な気はする。14MB の Security Update OTA くらいまともに配布してほしいものだけど、デバイスが多いとまあこういうことも起こるのだろう。

 

Pokémon GO についてアメリカでサービス開始早々から数日プレイした感想

Posted 11 months ago by yoosee.
  pokemongo

Pokémon GO が先行リリースされた米国にいるのでレビューないし雑多な感想を書いておく。ご存知の通り米国では結構なニュースになっていて、確かにそこそこ田舎であるこの周りですら普通に歩いていてプレイヤーを散見するレベルに多い。私個人はというと7月7日に開始して現在レベル10。今のところは非課金。周りのGymなどでのプレイヤーレベルを見てもそこそこアクティブな方だと思う。

Pokémon GOプレイ中。名前は秘密でもないけど一応消しておく。


ゲームのシステム

ゲームのシステムは既にあちこちで解説されているだろうから詳しくは書かないが、基本的には現実の地図と居場所をベースに野生のポケモンを探してゲットし、同時に集まる強化アイテムで強化&進化させ、対抗組織の Gym を道場破りして自分の組織で専有する、というゲーム。実際いまの時点で出来ることは Ingress に比べてもかなり少なく単純で、このまま機能追加がないと特に課金している人は飽きるのが早そうだ。どこかのタイミングで Ingress の Anomaly のように、ポケモン大会やグループでのボス討伐などのイベントは組まれるのかもしれない。

ソーシャル面

Pokémon GO をプレイするだけであればソロプレイも特に問題はない。Ingress に比べてもアプリ内のソーシャル機能はほぼ無いに等しい。内部チャットなどもなければ Gym での協力プレイなども特別コミュニケーションをとる必要もない。ソロで淡々と図鑑を埋めるプレイも特になんの問題もなく出来る。

とは言え真剣にやるならばリアルでのソーシャル活動が恐らく必要になる。Gym の防衛は1人ではほぼ突破されるので最低でも4人は欲しいし、下記しているように Lure を使った狩りも複数人でやった方が効率が良い。実際周りを見ても GroupMe や Slack などで地域ローカルのチャットルームが出始めているし、オフィスでも未プレイ者を自陣営に勧誘する人がいて「部下に強制するなよ? パワハラになるぞ?」なんていう半分冗談の警句が流れていたりもする(このゲームは Lv.5 で赤青黄色の陣営に参加する)。

メートル・キログラム表記について

ご存知だと思うが米国は世界でも今ではほぼ唯一のヤード・ポンド法を公式利用している国である。そんな中で Pokémon GO は km, kg 表記を使っており、よくあるアプリのように単位系の変更設定もない。こんな表記は設定ひとつで解決する問題なので、あえて km のみというのは意図的なものだろう。お陰でアメリカ人は特に「歩く距離で卵が孵る」機能のために km と miles の変換をしているらしい。まあ別に変換しなくても歩いていれば数字がたまるのでなんの問題もないのだが。

なお米国のポケモンアニメやゲームは feet や lb 表記が基本で cm や km はせいぜい併記といったところである。一方で Ingress は km 表記のみ、かつ過去に「Ingress は米国でも km を流行らせるためにあえて km 表記のみにしている」というコメントを見たことがあるので(ソースが見つからないので定かではないのだが)、これは Niantic 側の意向ということなのだろう。ちなみに米国の SF の中には「未来や異世界っぽさを出すためにあえてマイルではなくkm系を使っている」なんてのもあったので、もしかしたらそういう意図もあったのかもしれない。

課金

基本的には消費アイテムに対して課金がある。多分もっとも重要なのは Lure Module と呼ばれる、Pokestop に導入することで30分間ポケモンが生まれやすくなるアイテム。これの恩恵は使用者だけではなく回りにいる誰でも受けられ、Lureが挿されると桜の花吹雪のようなエフェクトが表示される。値段はまとめ買いすると安くなるので一定ではないが、大体1個50-80セントくらいだろうか。

これをオフィスからアクセスできる、場所によっては複数のPokestopに入れてひたすらポケモンを狩る、というのが近辺でよく見られる。特に夕食時のレストランにあるPokestopはかなり高い確率でLureが挿されている。協力する友人数人でやれば、例えば4人いれば2時間維持して1個分の値段なのでそう高いものではないが、大勢が使えば当然ながら総課金額は大きくなる。ニュースによれば開始4日間での売上は既に14億円に達するらしい。

この調子で流行り続けたら、Ingressの時に冗談になったように求人広告に「当オフィス内からアクセス可能なPokestopあり」なんていうのが誘い文句になってしまうかもしれない…。そもそもその Pokestop は私が Ingress で生やした Portal なので少しは感謝してほしいものだ。というのは冗談として。

ただ一方で、今のところ課金 Lure でひたすら狩っていれば「ポケモンの強化(Gym戦勝利)」と「図鑑埋め」というゲームの2大目的が果たせてしまうということでもあり、上にも書いたが重課金者ほど飽きが来るのではないかと余計な心配をしてしまう。また重課金者とそれ以外でポケモンの強さに相当な差が出るのも微妙なのではないか。ハンデを付けるなりの対策は考えられているのだろうか。

事故の話

友達の車でランチに行く時に試したが、それなりの速度で移動していても最初の10分くらいはポケモンが結構な頻度で出現する。Pokestopのアイテム取得は失敗しがちなので、Ingressのように移動速度ペナルティはあるようだが、ポケモン出現は緩めのようだ。この後調整が入るのかもしれない。

ただまあ、ポケモンGOを運転中にやっていて事故ったとしても、運転者が「ポケモンをしていた」と申告することは殆ど無いだろう。それは運転中にSMSやチャットをするようなもので、完全に運転者の不注意だという告白になってしまう。

実際これは警察もかなり懸念しているのだろう、ローカル警察の Facebook や Twitter でも「運転中にやるなよ? テキスト(SMS) やるのと一緒だぞ?」「歩くときも注意してやれよ? 不法侵入するなよ?」といった警句を流しているので心配具合が分かろうというもの。まあ不法侵入については、Pokestop は元々 Ingress のポータルで侵入がまずいところにはあまりないし、ポケモン探しも特定の場所というよりは範囲内をポケモン自体も動くので、そこまでの危険度ではないと思う。とは言えダウンタウンの裏道みたいな微妙に危険な場所に、特に対象年齢10歳からということなので子供が紛れ込んで危ない目にあう、なんてことは充分ありえそうだ。

ちょっとしたTips

ポケモンGOはこの手のゲームの例に漏れずというかそれ以上にバッテリーをバカ食いするのだが、実は Settings から Battery Saver をONにすると、スマホを持った手を下に下ろす、つまり画面が上下逆さまになるとスクリーンがほぼブラックアウトして節電してくれる。かつこの状態でも野生のポケモンに遭遇すればバイブ通知が来るので問題なくプレイ継続できる。

これは素晴らしい機能で、バッテリー節電自体も嬉しいが、つまりこれは歩きスマホで画面を見続けるよりも手を降ろして前を見て歩いたほうがバッテリーの消費が抑えられるという事なので、歩きプレイ中の事故抑制にある程度役に立つ。この機能は特に説明もなく、気がつかない人は気が付かないだろうから、出来ればなにかで周知してほしいものだ。

これに限らず全般的にヘルプが少ない。例えば Gym での戦闘時は、タップで攻撃の他にも左右にスワイプで回避、ロングタップでスキル使用、というのが出来るのだが、チュートリアルなどが見当たらない。これくらいは解説があっていい気がするのだが。

最後に余談

ポケモンは今でも米国でそれなりの人気を持つが、流石にここ直近の2,3年は勢いが落ちてきていた感があった。そこにこの Pokémon GO のスマッシュヒットは、本体の売上だけではないメディア露出や親子でのプレイなどの強い広告効果がありそうで、ポケモンカンパニーと任天堂にはかなり追い風なのではなかろうか。実際任天堂の株価は米国市場でも猛烈な上げだそうである。

Androidアプリの出来は現時点では正直に言って大変悪い。プレイ中に他の通知の割り込みが入ると音楽・効果音が消えるし、しばらく触らないで歩いているとタップしても画面が反応しなくなったりする。ポケモンをカプセルに入れたところで画面が固まって進まなくなったりというのも頻発する。これらの解決には頻繁なアプリ再起動が必要になる。サーバ側の障害も比較的低頻度だが発生する。サーバ側は基本的には Google App Engine のインスタンスを増やして対応するのだろうから復帰が早いのは救いではある。

まあそんな不満もありつつも私もしばらくは Pokémon GO で遊んでいそうである。最大の敵はフロリダの体感温度45℃を越えようかという真夏の直射日光なのだが。なんでこの季節に出したんだ…。

 

Galaxy S7 Edge を使い始めたので軽くレビュー

Posted 11 months ago by yoosee.
  s7e android

さて少し前から Galaxy S7 edge (Verizon Wireless) を使っている。前に使っていたのも Galaxy S5 なのでなんだか Samsung 大好きみたいだが特別そういうこともなく諸事情あるのだけど、とは言え Android のハイエンドスマホを作っているメーカーとして Samsung は頭一つ抜けだしているのは間違いない。次点が Motorola, LG, HTC、それに Sony や Huawei が続く感じだろうか。さておき。

Galaxy S7 edge


所感

全般的にはいつもの Galaxy への印象になるのだが、ハードウェアはかなりよく出来ている。AMOLED の画面は相変わらず美しいし、筐体の質感も良い。最新機種だけあって動作もストレス無く速い。ソフトウェアに癖が強いのもいつものことだが、Android 6.0 Marshmallow 搭載ということもあり、昔に比べたら随分こなれたなあという感じはする。

個人的に嬉しい点

防水防塵 (IP68)無線給電 (Qi) 対応。これは個人的に重視する項目なので大変嬉しい。これらに対応しているスマホはさほど多くない中でこの機種が対応していたのは本当に僥倖である。特に Qi を搭載しつつ厚さが 7.7 mm に抑えられているのは素晴らしいことだ。S5 はオプションの Qi 対応バックカバーに交換したら 1 cm を超えていたので…。また防水の方も S5 のように端子カバーなど無いのも良い点。あれカッコ悪いし外れそうで不安を感じるんだよね。

またこれは S5 からは変わらずだが microSD スロットを搭載しているので容量を簡単・安価に追加できる。追加できない機種も最近多いのでこれは嬉しいが、ただ最近はローカルの外部ストレージ容量を使う機会が減ってはいる。写真は Photos に出されちゃうし動画は Netflix や Youtube 、音楽も Spotify や Podcast Addict 、自炊書籍は Nexus 9 か BOYUE で読むことが多いからスマホに容量を食うメディアファイルを置く必要がなくなってるんである。

本体の質感もアルミフレームとゴリラグラスの組み合わせは高級感があるし、エッジの特徴としてサイドに丸みがあるので、大きい割には持ちやすい。ただケースを付けないで持つとエッジに手が触れて意図せぬタッチになってしまいがちなのはちょっと鬱陶しい。これはケースを付ければ改善はする。発熱でカメラ機能などが一時停止してしまうなどの問題があるとそこらで見かけたが、今のところそうした問題には遭遇していないし、本体の熱さもさほどではない。

個人的に残念な点

バッテリー交換不可。諸々を考えればしかたがないのだろうし、元の電池容量は 3,600 mAh と大きめなので使い始めの時点では電池寿命に関するストレスは殆ど感じなくて済むが、ヘビーにスマホを使っていると 1年位でかなりヘタるのが毎度のことなので交換できると嬉しかった。$50 以下で交換サービスでもやってくれればありがたいのだけど。

しかし普通に使って残念なのはこの程度で、繰り返しになるが特にハードウェアに関してはよく出来ているし、Android も 6.0 になって結構こなれてきている。いつものように個人的には不要な Samsung 独自ソフトが大量に入っているのが気に食わないといえば気に食わないが。

主要機能のレビュー

画面

5.5 インチ AMOLED の画面は発色がよく大変美しい。1440 x 2560 という解像度はいまどき特別ではないがハイエンドではあり、534 dpi という解像度は既に人間の目が認識できる粒度を超えて久しい。なおインチ数は大きいが画面は縦に長めなので、5.1 インチの S5 と比べてもさほど画面が大きくなった感はない。

edge の特徴である両サイドの曲面ディスプレイ部分は画面に横枠がない分だけその方向に広がりが感じられて、これはこれで面白い。画像を見たりゲームをするにはある種の開放感がある。一方でエッジ部分の文字などは読みにくくなるので、表示時に左右マージンが無いアプリだとちょっと辛い。またエッジの曲面部分に部屋の照明などが反射して見にくかったりもする。正直これは趣味のデザイン感が強い。まあパッと見が特徴的で格好よいデザインだし、実用に耐えないほどではない。

性能と操作感

下記に貼ったように Verizon モデルは Snapdragon 820 Quad core らしいが、流石に速い。とは言え普段さほど重いアプリを使っているわけでもないので、体感的には重いアプリの起動が多少早くなった程度で S5 と比べて劇的に変わった感でもない。RAM が 4GB に増えた恩恵は、これも S5 でもさほど困ってなかったとはいえ多少感じる。GPU の性能が良いらしいので 3D ゲームをスマホでやる人にはよいのかもしれない。

カメラ

ホームボタンのダブルクリックでカメラ起動というギミックが搭載されたお陰もあり、カメラは画面オフの状態から大体3,4秒もあれば撮影可能になるのはかなり使い勝手がいい。またフォーカスからシャッターも速い。レンズが f/1.7 とかなり明るめ、かつ画素数を 12 MP と少し控えめにしたこともあってか、暗所でも結構あかるい画像が撮れる。これらをあわせて、撮影時のストレスが極めて低くよく出来ている。動画は 4k@30fs ないし hd@60fps が可能で、720p@240fps のモードがあるのも面白い。画像サンプル があるので参考されたし。

Galaxy S7 edge 固有機能

常時表示スクリーン

Galaxy S7 edge Always On Display

S7 には Always On Screen という機能があり、これは何かというと画面がOFFの際にも時計や通知数などが常時表示されている。これは AMOLED の「黒表示は発光OFFなので電力消費無し」という特性を使ったもの。Qi 充電台に置いている時にも情報が表示されるのはなんとなく面白い。

ところでAMOLEDは液晶と違って焼き付きがあり、実際 S5 はIngressの画面が多少焼き付いてしまっていたのだが、こうした機能を出したということはそこは改善されたのだろう。欲を言えば表示する情報をもう少しカスタマイズできると嬉しかった。具体的には天気や通知を見たかった。

また Night Mode では画面のエッジ曲面部分に低輝度で時計を表示できて、ベッドサイドで充電した際に暗い部屋でも時計として役に立つ。これは確かにちょっとした工夫だが便利である。

指紋認証

指紋認証は S5 にもあって重宝していたのだが、指をスライドさせないといけなかった S5 と違い、S7 の指紋認証は指を置くだけの iPhone と似たタイプになっているので、ホームボタンを押してそのまま指をおいておけばアンロックできる。登録できる指の数も増えたのは地味にありがたい。濡れた指でも認識するかなと思って試してみたけどあまりちゃんと使えなかった。超音波センサーではないのかな。

ソフトウェア

プレインストールされているSホニャララはいつもの様に早々に無効にしたので知らないが、ゼスチャー系の機能やゲーム時にキータッチを一部無効にする機能などは地味に便利ではある。

S5 からのデータ移行

最近のアプリは多くがクラウドにデータがあるので、Google と Facebook をログインしてその認証を使いまわすと同期完了な物が多いのだが、幾つかのアプリは手動での移行が必要だった。今回使ったのは Helium - App Sync and Backup で、新旧両方の端末にアプリを入れるとデータの直接移行ができる。$4.99 有料版の機能なのでさくっと購入して移行したが、ねこあつめ のデータ等が問題なく移行できたのは僥倖である。唯一 Fleksy Keyboard の日本語がいつの間にか使えなくなったのが大変困ったくらい。

チップのスペック

CPU-Z での表示は以下の通り。

Galaxy S7 edge CPU info

 

東回りと西回りでの時差ボケの違い

Posted 11 months ago by yoosee.
  travel jetlag

世間一般で「時差ボケは東回りのほうがキツイ」という話をよく聞く。これは日本に限らず、むしろ英語の方がそうした記載をよく見かける。日米間の出張はもう数えきれないほどしているが「東回り西回り」にはほとんど実感がなく、どういう理屈なんだろうと考えていたらはたと気づいた。これ、例えば米国国内や欧州内、日本とアジア諸国内など、時差がせいぜいひと桁時間の範囲での話を扱っているのだと。

Jet Lag

時差ボケに関連する差異を考えると、東回り西回りには確かに違いがある。それは時計が進むか戻るかである。つまりは

  • 東回り:時計が進む → 体内時計より早い時間に寝て早い時間に起きる
  • 西回り:時計が戻る → 体内時計より遅い時間に寝て遅い時間に起きる

という話である。例えばサンフランシスコとニューヨークでは時差が3時間あるが、米国西海岸から東海岸に出張すると、現地時間の朝7時(ET)は出発地の朝4時(PT)である。逆に東海岸から西海岸への出張では、現地時間夜11時(PT)は出発地の午前2時(ET)となる。

つまり東回りと西回りでの時差ボケの違いとは、早寝早起きするよりも遅寝遅起きするほうが楽な人の方が多いという話に帰着するのだろう。確かに何かのイベントの時に遅くまで起きていることはあっても、無理して早く寝るのは人間の生理として難しいし、早寝が出来なくても早起きをせざるを得ない場合には睡眠時間が削られることになる。

そしてそれは日本と米国東海岸のように時差が12時間前後まで大きくなってしまうと、時計が進む戻るに関係なく、単に昼夜が反転するだけであり、早寝遅寝で解決するものではなくなる。なので東回りだろうが西回りだろうが時差ボケの辛さにはほぼ関係ないということになるのである。と言うか、そもそも昼夜逆転なので西東回り関係なく辛い…。

個人的感覚では出張などの場合、行きよりも戻ってからのほうが時差ボケの解消に時間がかかる感覚がある。これは緊張感の問題なのかもしれない。それも最近はメラトニンのお陰でほぼ数日で回復してしまえるようになったわけであるが。

 

Android 4.2 搭載の e-ink 端末 BOYUE T62+

Posted 12 months ago by yoosee.
  ereader kindle android

素のAndroidが使える e-ink 端末はやはり素晴らしい

とかく世の中では e-ink 書籍リーダーといえばもうほぼ Kindle のことであり、最近も世間の一部は高級機である Kindle OasisVoyage の話題で盛り上がっているようだ。私はといえば Android端末化したNook Simple Touch を相変わらず使っていたのだが、Nook は Android 2.1 という化石のような古いOSであることもあり、そろそろ買い替えが必要かと見つけたのが BOYUE T62+ という中華製 Android 4.2 e-ink 端末である。

BOYUE T62+ e-ink reader

端末は ebay にて $122.89 + Free Shipping で買ったのだが、中国から約2週間程で届いた。付随アプリも中国語や中国のマーケット対応のものが主だが、設定の言語選択には日本語もあり、また Root Boyue T61 + T62 の通り Root 取得して Google Play Store を入れればごく普通の Android 端末として好きなアプリを使うことが出来る。まあこちらでは基本的にはそうして使うのが前提だろう。一応 Nook 用に使っていた主利用とは別の Google Account で使っている。

ハードウェアと使い勝手

ハードウェアとしての質感には安っぽさなどはなくしっかりとした作りだ。左右ベゼルに順逆方向ページ送りのハードウェアボタンが付いており、その右ベゼル上には「戻る」ボタン、左ベゼル上には「表示更新」兼バックライト点灯(長押し)のボタンが付いている。電源ボタンは右下。本を読むのに集中するためにタスクバーを非表示にするとホームへの動線がなくなるのが難点ではあるが、full!screen などで対応できる。本体ストレージはシステム含め 8GB と小さめだが、microSD が使えるので自炊書籍を入れておくには全く困らないのも素晴らしい。

使い勝手的には Nook Simple Touch の上位互換だ。T62+の方が多少重いのと、本体背面の凹凸がないので指を多少引っ掛けにくいが、マットな表面とフラットな重心バランスで、片手で持ってベゼルのページ送りボタンを押しつつ読むという使い方に問題はない。ハードウェアボタンのクリック具合も悪くないし、3年以上も前のNookと比べればCPUや e-ink ディスプレイも良くなっていて、ページ送りの速度も十分に早く、ほとんどストレスを感じない。e-ink のディスプレイも店頭で見る Kindle Paperwhite (2015) と比べて解像度こそ低めなものの、さほど見劣りはしない。バックライトもベゼル際の数カ所を除いてほぼ均等に照射され、暗い場所での読書もさほど問題は感じない。

唯一、バッテリーの消費は心持ち早い気がするので、手動で Wi-Fi や Sync を OFF にするなどの運用をした方がいいかもしれない。とは言え本を読むだけであれば数日は問題なく使える。

ソフトウェア、ないしAndroidアプリがそのまま使えるということ

読書端末にさほどのアプリは必要が無いので、入れたのは以下の程度。当然ながら Android 用の Kindle App も入れて使うことが出来る。また Root を取っているのでフォントなども好みに応じて変更ができる。

Kindle App を含む多くのリーダー系では Volume Button でのページ送りができるので、BOYUE の設定からページボタンを Volume Up/Down としても使う設定をしておくとこれらのアプリでもハードウェアボタンでのページ送りができるようになる。たまにアプリの起動にすごく時間がかかることがあるが、RAMが小さい影響だろうか。アプリが立ち上がってしまえばほぼ問題はない。また e-ink なのでスワイプやフリックへの追従が遅いとかグレースケールでの設定画面の文字が読みにくい場合があるなど不便な点はあるが、まあ我慢はできる。

Kindle, 読書家, PerfectViewer での表示

そんなわけで例によって普通のAndroidが動く e-ink リーダーを手に入れて使っているが、使いやすいビューワで読書ができるしファイル転送も端末からLANやクラウドストレージを経由して簡単にできるのが便利。値段もさほど高くないし、自炊が中心の人で自分で Root 取得できる人であれば十分お勧めできる。少なくとも私はこれで当分は満足して読書できそうである。

スペック

  • 160 x 123 x 8.5 mm, 224 g
  • 6インチ e-ink ディスプレイ 1024x758 (213 dpi), グレースケール 16階調, バックライト
  • A9 Dual Core 1.0GHz CPU, 512MB RAM
  • 8GB internal storage (5GB程度の空き容量) + microSD slot (up to 32GB)
  • Wi-Fi 802.11b/g, microUSB, イヤホンミニプラグ
  • Android 4.2.2 (2016-06 現在の Firmware )