早いもので今年も3月13日からDSTが開始した。DSTはDaylight saving timeの略で、日本だと夏時間 / Summar Time と言ったりするものだが、そもそも近年では3月の第2日曜日には始まり11月第1日曜日まで続く米国でのそれを「夏」と呼ぶのは違和感があるし、こちらではDSTで表すのが普通だ。DSTが始まる日曜日の夜1時59分の次の時間が3時になり、1時間時計が進む。逆にDSTが終わると1時59分が1時に戻る。
実際のところDSTはどうなのか、経済的や健康的には賛否両論あるようだが、個人的にも痛し痒しである。
DSTが始まると朝が暗くなり夜が明るくなる。実際DSTが開始する3月の日の出時間はこの辺りでは開始前が6:30am、開始後は1時間ずれるので7:30amになり、朝起きた時点がかなり暗い。逆に日没は6:30pmだったのが7:30pmになる。これが夏の間、7-9月くらいだと朝は7時前でも十分外も明るいし、空が暗くなるのは夜9時くらいになるので単純に日中が増えた感じになる。仕事さえ終われば(…)その後にテニスをしたりレストランの屋外席で食事をしたりと、感覚的には夕方が長くなって楽しめる時間が増える感じになる。
例えばこれは去年5月22日の午後8時の写真だが、外が十分明るいのがわかると思う。この頃はIngressをしていたので外が明るいのは特にありがたかった。
一方でDSTが無い日本とはDSTの有無で時差が変わってしまう。米国は国内に大きく Eastern, Central, Mountain, Pacific の4つのタイムゾーンがあり、今いる所は米国東海岸のEastern Timeと呼ばれる地域で、通常 -0500 、DSTでは -0400 のタイムゾーンになる。日本との時差に直すと通常は14時間、DSTで13時間の時差だ。この1時間は結構大きな違いで、端的には日本と打ち合わせをする時に日本時間朝9時の打ち合わせが通常では夜7時、DSTが始まってしまうと夜8時と1時間遅くなってしまうのである。
この辺の事情は米国内でも西に行くほどさほど問題にならなくなるのだが(カリフォルニアのPTであれば日本朝9時はまだ夕方の4時ないし5時である)、ETで日本と仕事をする身としては結構切実である。まして最初に書いたように、今では1年のうち8/12ヶ月がDSTなので、むしろDSTでない間がボーナス期間みたいになってしまっているのだった。
そんな個人的な事情はともかくとして単純に「DSTってどうか」と聞かれれば、夜の時間も明るいのは結構楽しいので好きではあるのだが。