長い米国生活を終えて日本に戻ってきて感じたこと

Posted 28 days ago by yoosee.
  japan usa life

想像していたよりはかなり長い期間を米国はフロリダで過ごし、最近になってようやく日本に戻って暮らし始めたので、初心を忘れないうちに日本生活の印象というものを書き留めておく。まあ簡単に書けば、いい国だよねやっぱり。

Japan

何を食べてもうまい

うまいよね。出張でちょくちょく帰ってきては暴飲暴食を繰り返していて食べたいものを食べつくすために1日5食食べるスケジュールを立てて2週間で3kg太って帰った頃もあるくらいなので外食がうまいのは知ってたけど、その辺のふつうのスーパーで買ったワンパック500円の刺し身だの惣菜コーナーの揚げ物だの煮物だののレベルでもうまい。ほんとにうまい。コンビニで買ったおにぎりですらうまい。唐揚げと明太子は悪魔の罠だと思う。やばい。

日本酒がうまい

うまいよね。世界一うまい酒だと思う。米国にいるとワインは安いのでさんざん飲みたおしたし週末に安いスパークリングワインをあけるのは素晴らしい楽しみだったし米国の地ビールの豊富さと旨さもあれは代えがたいものがあったけど、なんというか日本にいて刺し身や焼き魚をつまみに日本酒を飲むのには勝てないなあと。あくまで個人的嗜好だけどな。なお米国も最近は米国醸造の日本酒というのが出回り始めててそこそこ飲める味になってきてたが、地酒の多彩さは流石にどうにもならん。

野菜がうまい

うまいよね。米国にいるとそもそも野菜を食べるのなんてサラダか根菜くらいしかなくて、そのサラダも肉やチーズやベーコンがたっぷりのっていて野菜だか肉だか分からんものだったけど、よく考えるとあんなに野菜を取らずによく生きてたなあと思う。日本で食事をするとサラダに限らずおひたしだの煮物だの炒め物だの野菜が主役で野菜を食べるための料理が豊富でほんと素晴らしくておいしい。

菓子がうまい

うまいんだよ。とくに甘いものの旨さが素晴らしすぎる。Henri Charpentier のショートケーキとかモロゾフのプリンとか吉兆庵の陸乃宝珠とか福砂屋のカステラとかは言うに及ばず、コンビニで売ってる数百円のデザートですら至福の味である。1ダース100円のチョコレートすらうまい。これはまじ太るので危ない。

店員が丁寧

あそこまで丁寧なのが必要なのかと言われるとどうなんだろうとは思うけど、別に悪いことではないし気分は良い。とは言え流石に朱肉をひとつ買っただけで店から出るまでずっと頭を下げておじぎを続けるのはやりすぎだと思うんだ、某百貨店内の文房具屋さん…

安全で安心

いい年のおっさんだからというのもあるけど夜道を一人で歩いていてもそうそう危ない目に合う気がしない安心感。ちいさな子供が一人で学校に歩いていける安心感。電車で眠ってしまってもそうそう財布を抜かれたりしない安心感。

米国で住んでいた地域はかなり治安のよいまちだったし、米国生活も長かったので危険の避けかたも分かっていたつもりだけど、外国籍で母国外に住むというのは生活の端々に違いとリスクを抱え続けるということであって、日本の生活に戻ってから「ああ米国にいた頃は生活の細かいレベルで気を張っていたしストレスがあったんだな」ということを自覚した。

でも通勤電車だけはダメだ

あれはいかん。別に車通勤じゃなく電車で立っているとか歩くとかそういうのはいい。いかんのはあの混雑だ。あれは人間の尊厳を損ない日本人の幸福度をみるみる下げ生活者と地域の断絶を招き過程を崩壊させ日本人から寛容の心を奪う。まあ、引っ越すなりピークタイムを避けた通勤をすればいいので個人の選択ができるだけマシな問題ではあるんだけど、とは言えなんとかならんのかね。

などと最後に愚痴は書いたものの、全般的には食い物が美味しくて人当たりがよくて命の危険を感じずに生活できるというのはやっぱり素晴らしい国だと思うのですよ。ほんと。