マイアミ空港で使ったカードの番号が盗難にあった。米国滞在中に不正利用を食らったのは 5年ぶり2度目か… 前回は入国経験の無い第三国での利用だったので簡単に不正利用だと証明できたし、今回はカード会社が先に気づいて止めてくれたのでカードを交換した以外は特に問題にもならなかった。ただ予想外にも犯人が逮捕されて事後の協力をするまでの体験になった。
クレジットカードの情報が盗まれた日から不正利用、交換まで
2月14日 マイアミ空港でカードを利用した際にスキミングされる(あとで判明)。この日使ったのは空港の某飲食チェーン店だったから、あの時に日本の漫画を読んでいたら話しかけてきた店員が犯人だったのかな、と少しせつない想像。
2月26日 カード会社から電話が入り、怪しいカード利用があったので決済を止めている旨の連絡。
オンラインで見てみると、2月24日付で行っていない近所のガソリンスタンドでの $40.00 の利用が記録されていて、これがカード会社側の監査でストップされていた。自分の利用ではないことを伝えて $40.00 の決済処理は取り消しにしてもらい、あわせて現行のカードも停止して新しいカードを発行してもらう。先方曰く、例えばCATVや Netflix など既に登録されていて毎月の支払いに使っているものは特に変更せずにそのまま使い続けて大丈夫らしく、これはありがたい。
2月28日 電話の3日後にはFedexでカードが届き、Activateして無事に平常運転に戻る。
しかし生活圏内のガソリンスタンドでの $40 なんていう、他の処理に紛れそうな不正利用も今時のカード会社の Fraud detection はきちんと逃さず見つけてくれるのだね。確かに仕事でもカード処理代行の某C社を使ったときに様々な Fraud protection の説明を受けたけど、この辺もAIなど含めて技術が進んでいるってことだろうか。さておき。
犯人逮捕と供述書への協力
3月2日 マイアミ警察から電話がはいる。
「既に気づいているかもしれないけど、あなたのカード番号が盗難にあっている。」
「犯人はマイアミ空港の店で番号盗難(scams)をしていて、既に逮捕している。多数の被害者が出ている。」
「犯人にカード番号の利用を許可したなどの事実がないことを供述書として作成するのに協力して欲しい。」
おお、カード不正利用されたことは数度あるけど犯人逮捕の連絡をもらったのは初めてだよ…
裁判用の証言資料ということで Statement Form が送られてきたので「マイアミ空港でカードを使った状況」「カードを他の誰にも利用許諾など出していないこと」などを記載して、自署サインした紙をスキャンして送る。とりあえずこれでいいらしい。
実は先月にも全くの別件で法定に証人として呼ばれるという経験をしていて、その時は交通事故の状況を裁判官の前でシェリフといっしょに説明するという責務だったんだけど、立て続けにこの手の話に巻き込まれるとは。アメリカも長く住んでるといろんな体験できるなあとじっと手を見る。