長期間の出張や旅行をしていると当然ながら着替えが足りなくなるわけで、だいたい4泊くらいが洗濯なしの限度で5泊を超えると洗濯が必要になる。もちろんホテルがランドリー・クリーニングサービスを提供していることは多いが、往々にして大変高く、パンツ1枚に400円くらいとられたりする。これがまたパンツにアイロンがかかって返ってきたりするとうーんとなるわけだけど。
コインランドリーなどがあるところならそちらを使うのもいいが、国によってはコインランドリーはあまり治安のよろしくない場所にあったりするので(つまりは往々にして自宅に洗濯機がない層の住んでいる地域にあるものなので)、使いづらかったりする。
前置きが長くなったが、そんなわけで長期の出張・旅行には洗濯セットを持っていくことが多い。洗濯セットの構成を何度かいじって試行錯誤していたが、今のところこんな感じのセットを持ち歩いている。
セットの内容はこんな感じ。
- ゴム紐(撚りになっていて間に洗濯ものを挟める)
- 小分けの洗濯洗剤
- 2Lのドライ(防水)バッグ
- 無印良品のシリコン洗濯板と物干し角型ハンガー
ドライバッグは何に使うんだと思うだろうが、端的にはこの袋に洗剤と洗濯ものを入れて揉み洗いし、袋ごとぎゅっと押し絞って水を抜き、また水を入れてすすぎを数度し、脱水する、というように使う。洗剤を入れて洗う時には無印のシリコン洗濯板を一緒に入れて押し洗いすると汚れが取れやすいので組み合わせて持って行っている。
これはまさにそういう用途の Scrubba Portable Laundry System Wash Bag (Amazon JP)という商品があるのを見かけて買おうかと思ったが、たまの長期出張に使うには少々値段が結構高かった。レビューを見ていると「普通のドライバッグで代用になるよ」ということで、$10もしないドライバッグが紹介されていたので使っているが、大変役に立っている。これが無いとすすぎと脱水がかなり大変なので、一つ持っていくのはお勧めしたい。
もちろんバッグなのでこの中に他の洗濯セットを入れて持っていくこともできるし、畳めば小さくなるので他のバッグの中に入れて持って行ってもいい。日本でも 2Lのドライバッグ は600円くらいから売っている。個人的には 2L のサイズで十分だと思うが、洗濯の量次第では5Lくらいのものでもいいかもしれない。そこはお好みで。
洗濯してすすぎと脱水が終われば干すわけだが、これも何かしら道具がないとなかなか乾かない。エアコンの吹き出し口のあたりに干しておくのが一番よく乾くので、うまいことその辺りにロープを張ったりハンガーをつるす工夫が必要になる。特に旅行の際の洗濯は下着や靴下など小物が多くなるので、それ用の道具があると便利で、無印のハンガーはサイズ的によい感じだ。
キットに入れているゴム紐は2本がねじってより紐になっているもので、ゴムを張ると撚りの隙間に洗濯ものを挟んで干すことができるので洗濯ばさみが不要なのが便利。この商品はだいぶ前に買ったので見つからないが、似たようなものだとこの 洗濯干し用ゴム紐 あたりだろうか。
洗濯道具自体が場所を取ってしまうとそもそもその分だけ着替えを持っていけばいいじゃないかという話になるので可能な限りコンパクトなセットにしている。まあこだわりがなければ洗濯ひもなどは洗濯ばさみ付きの洗濯ひもの方が安いし使い勝手もいいかもしれない。
このセットですらそれなりには場所を取るので長期出張の時以外は持ち歩かないが、洗剤は1,2個持っていると何かの時に使えるので、洗濯セットとは別に洗顔用品セットの方にも入れてある。転ばぬ先の洗濯用品。