Pokémon GO の熱狂がこのままだと頭打ちになるであろう3つの理由

Posted about 1 year ago by yoosee.
  pokemongo

釣りタイトルになっているが、ポケモンGOがあまりに熱狂的に支持されているので、逆に「飽きた」場合の落ち込みが大きくなるのではないかと不安を感じてしまう。というのも当初の記事にも書いたように Pokemon GO は Ingress のような複雑さがない分だけ広い対象に受け入れられやすい一方、現時点でやり込み要素には大きく欠けており、このままだと恐らく飽きられやすい。もちろん不安を感じるというだけの話であって、この先何とかする計画はあるんだろうが。

やれることが少ない

前記事にも書いたが、今の Pokemon GO は「野生のポケモンを捕まえる」「キャンディと星屑で強化する」「ジムで勝つ」「レベルを上げる」くらいしかやることがない。実績メダルもプレイしていたら取れるもの程度でしか無い(少なくともIngressのようにレベルアップなどの条件にはなっていない)。遠出や観光を誘発するような「その場所でしか手に入らないもの(ポータルキーやミッション)」も無い。せいぜいレアポケモンくらいだが、それも偶発的なものであり、時間をかけて取りに行けるものかは疑問だ。

また集団で遊ぶという観点に関しても、数少ないソーシャル要素であるジムは仕組み上攻撃側が圧倒的に有利なので、相当に固めても簡単に陥落してしまう。なのでグループで組んでジムを防衛専有するというのも難しい。

つまり大体のことは近所の Pokestop と Gym があるところを散歩していれば事足りるし、一部のレアポケモンハントを除き、特に課金Lureでポケモン養殖をすればやりこみ要素が潰せてしまうのが現状である。

ソーシャルが弱い

Pokemon GOはソーシャル機能をほぼ全く持たない。内部チャットもないし、ジムが攻撃を受けたりジムに味方が追加されたりしても通知も来ない。ランキングなどもない。唯一あるのが写真だろうか。まあこれは Ingress でソーシャルの部分が様々なトラブルを産んだ反省を踏まえ、その何十何百倍ものユーザがプレイするゲームで予防線を張ったのかもしれないが、その分だけプレイ中に「他のプレイヤー」を意識すること自体が少ない。

また Ingress の場合はプレイヤー人口がさほどでもなかったことが逆に幸いし、リアルで遭遇すると声をかけあって知り合いになったり、知らない人ともローカルのイベントで盛り上がる事が結構あったのだが、Pokemon GO はプレイヤーが多すぎてその辺ですれ違うのが普通であり、協力プレイも元々の友達と一緒にやる事が多い。それもせいぜいが課金Lureを挿すこととジム強化くらいしかやることがない。つまりゲームを通じた新しい出会いというものに乏しいし、グループで長期間盛り上がれるのかも微妙な気がする。

将来的にはトレイラーにもあるようなミュウツー集団レイドイベントだのも出てくるのだろうが、今まで知らなかった人達とゲームを通じて自主的に集まって遊ぶという方向は今のところ見えない。

課金が強すぎる

Pokemon GO はリリース当初から課金アイテムが存在するが、その中でも Lure Module という Pokestop に挿すことで30分間ポケモンの生成・誘引をするアイテムが強力すぎる。Pokestop が建物の中からアクセスできるような場合は特に、Lureを一日中挿しっぱなしでポケモンを集めていれば最初に挙げた「ポケモンを捕まえる・強化する・レベルを上げる」が概ね達成されてしまう。恐らく日本でポケモンGOが開始すれば特に東京のオフィス街はLureの花吹雪だらけになるだろう。

周囲の観測でも、米国リリース後1週間程度の時点でも高レベルプレイヤーは20台後半以上にレベルを上げており、またポケモンの強さであるCPも1,500前後まで上がっていて、もうすぐ2週間が経つ今日では、重課金しないプレイヤーが追いつくのが難しくなっている。この辺りの格差をどうするのだろうか。

一方でソーシャル機能の弱さがバランスを取っていて、周りが強くてもさほど問題にならずプレイは出来るわけだが、ジム戦などではやはり難易度に大きく差が出るし、この後にあるであろうイベント等でどうするのかなとは興味がある。


こうした状況が続くとゲームへの「飽き」がくるのがかなり早くなってしまうのではなかろうか。とは言えこれくらいのことは当然 The Pokemon Company も Niantic Lab. も考えているだろうし、この先に機能追加や集団でのレアポケモンレイドやポケモン大会などのイベントも持ってくるのだろうが、今は未だ立ち上げの爆発的な増加にインフラでの対応等をしている段階だろうから、そうした機能追加やイベントが「飽き」に間に合うのかというのが余計な心配である。

まあ 1年後くらいにこれを読み返して「そう言えばあの頃はこれくらいしかやることがなかったねえ」とか思うことになることを願う。