手元の Acer Chromebook C7 (SSD換装済) に改めて Ubuntu を入れなおしたのでその備忘録。インストール後は全く問題なく Linux Laptop として使えているが、メモリがちょっと少ないので後で足すかもしれない。
この C7 には過去にも Ubuntu を入れているが、その時には ChrUbuntu と呼ばれるやり方だった。これは ChromeOS を消さずに Partition を切り直して Ubuntu 領域を作り、ChromeOS の BIOS → bootloader から Ubuntu を起動するというやり方だったが、これだと kernel を自由に upgrade できないという問題があった。
今回は BIOS Flash で ChromeOS が独自に入れている CoreBoot BIOS そのものを置き換える。下記メソッドの 3 になる。
[Guide] Ubuntu Install on Acer C7 Chromebook (and Review) – senk9
前提として Chrubuntu が終わっているか途中まで (Shell Promptを得るまで) 進んでいる必要があり、また BIOS 書き換えにはハードウェアから Write Protect がかかっているのでそれを解除して進める必要がある。
# flashrom -r backup.img
# cd; rm -f flash_chromebook_rom.sh; curl -O https://johnlewis.ie/flash_chromebook_rom.sh; sudo -E bash flash_chromebook_rom.sh
Flashing stock firmware to a coreboot build on Acer C7 (C710) - coreboot + Linux on Chromebooks の2枚目の写真にあるように、裏ぶたを開けてCPUの隣りにある黒いカバーを外し、以下を実行して Write Protection を外す。
% sudo ./frashrom --wp-disable
% sudo ./frashrom --wp-status
% sudo ./frashrom --w
BIOS さえ入れ替わってしまえば後は普通の Ubuntu インストールなので、USBに Ubuntu イメージを用意して普通にインストールすれば終わり。最近は root を取った古いスマホに DriveDroid を入れて Boot させている。これは大変便利なのでおすすめ。
Ubuntu は大体そのままなにもしなくてもハードウェアドライバを認識して動いてくれるが、トラックパッドの認識は /etc/modules
に指定が必要だった。
loop
lp
rtc
i2c-i801
i2c-dev
chromeos-laptop
cyapa
ここまでやるなら何故に Chromebook を買ったのだ、という批判は甘んじて受ける。